ソリレスって何? 鶏肉の希少部位
ソリレスという名前を聞いたがありますか?
専門の焼き鳥屋でもめったにお目にかかれないと思います。
そんなソリレスについて調べてみました。
ソリレスとは
鶏、鴨、七面鳥など家禽類の腰骨の付け根の窪みについた肉で、美味といわれる部位。(参考:フランス料理用語辞典)
英語では、チキンオイスター(chicken oyster)、フランス語では、ソリレス(Sot-l’y-laisse)となります。
ソリレスを日本語に訳すと「これを残すものは愚か者だ」となります。
日本語ではこの部位を指す言葉はなく、お肉屋さんではソリレスから取って(ソリ)って言われることも多いそうです。
また、チキンオイスターとして売られている場合もあります。
とても美味しい部位ですが、とても見つけることも取ることも困難な部位で、そのため鳥を知り尽くしている方でないと、「鶏ガラ」としてスープの素などになってしまいます。
それで、ソリレス「これを残すものは愚か者だ」という名前がついたのですね。
ソリレスってどこの部位
2:30~3:00の間 ソリレス
もも肉の付け根の近くにあって、腸骨の背側のくぼみに隠れている超希少部位なのです。
鶏1羽のうちでたったの2個(約40g)しか取れないとても珍しい部位で、サイズはピンポン球ほどの大きさです。
筋肉がかなり発達している部位ですので、とても歯ごたえがあります。
ソリレスの食べ方
焼く
お肉ですので、焼いて食べるのはもちろんとても美味しいです。
焼き過ぎずに火がしっかりと通るくらいを目安に焼きましょう。
焼きすぎて固くなってしまうと、ソリレス独特の食感と歯ごたえが固くなり、ソリレスの正しい美味しさを味わえなくなってしまいます。
ソリレスならではの味わいで食べたい方は、火加減をしっかりと調節し、火がとおり過ぎないよう確認しながら焼くことをおすすめします。
串焼き
串焼きは鶏肉料理の鉄板ですね。
ソリレスももちろん、串焼きにして美味しいことは間違いありません。
炭火焼で外はカリッとした食感にしても、中はソリレスのプリッとした弾力がありながら柔らかい独特の食感を残せばとても美味しくいただくことが可能です。
ソリレスの刺身
鶏肉の刺身はなかなか食べられるお店も少ないですが、実はソリレスは刺身でも食べられています。
すりおろした生姜と醤油をつけていただくと、さっぱりした味とソリレス独特の旨味が両方楽しむことが可能です。
まとめ
めったにお目にかかれない部位ですが、焼き鳥屋に行った時、見つけたら食べてみて下さい。
最近は、ネット通販もありますので購入して試してみてはいかがですか。
レシピもネット上にありますので一度お試しください。