関東地方 地鶏の種類と血統

関東地方の地鶏の種類と血統図を掲載しました。
■緑色の画像は在来種
在来種とは?
地鶏とは?
♂(オス)、♀(メス)
目次
茨城県
つくばしゃも
とり肉特有の臭みを消すことで、誰にでも本来のトリ肉の味を楽しむことができる肉質になっている。
飼養地 :茨城県石岡市、根小屋、小屋、真家、上曽、行方市、芹沢、柏熊
飼料内容 :軍鶏専用指定配合飼料。NON-GMO、PHFC、オリゴ糖・納豆菌を加え無薬飼料、油脂添加なし
出荷日齢 :♂90日以上 ♀100日以上 平均105日
出荷体重 :♂3,100g、♀2,900g、平均3,000g
奥久慈しゃも
(おくくじしゃも)
低脂肪で弾力がある肉質とコクがある深い味わいが特徴。
身が締っており、濃厚な旨みの特徴から、 旨みエキスを活かした軍鶏鍋や親子丼、 シンプルな焼き鳥で召し上がるのがオススメ!
飼養地 :茨城県(久慈郡大子町、常陸太田市、常陸大宮市、那珂市、高萩市)
飼料内容 :専用飼料
出荷日齢 :♂125日 ♀156日 平均140日
出荷体重 :♂2,600g、♀2,100g、平均2,350g
栃木県
栃木しゃも
(とちぎしゃも)
脂肪分が少なく歯ごたえがあり、風味、コクともに優れるという特徴がある。
飼養地 :栃木県鹿沼市
飼料内容 :
幼すう及び中すう期:市販配合飼料
仕上げ期:自家配合飼料。発酵飼料・大豆・大麦・大すう用市販配合飼料
出荷日齢 :♂140日、♀180日、平均160日
出荷体重 :♂3,000g、♀2,000g、平均2,500g
群馬県
上州地鶏
(じょうしゅうじどり)
梅酢と桑の葉を飼料に加えました。
梅酢により酸化による品質低下が抑えられ、色鮮やかで肉汁を蓄えたおいしい肉になります。
飼養地 :群馬県
飼料内容:抗生物質、合成抗菌剤を含まない飼料で飼育
埼玉県
彩の国地鶏タマシャモ
(さいのくにじどりタマシャモ)
味と歯ごたえ、コク、保水性がありジューシーな肉になります。
飼養地 :埼玉県坂戸市、深谷市、川越市、秩父市 (飼養地は埼玉県内限定)
飼料内容 :配合飼料の他、納豆菌等配合
出荷日齢 :♂180日、♀180日、平均180日
出荷体重 :♂4,500g、♀3,500g、平均3,700g
千葉県
錦爽名古屋コーチン
(きんそうなごやコーチン)
しっかりとした味とキュッとした歯ごたえがあります。
また、特徴ある白い脂は、アク・臭みが少なくサラッとしている。
飼養地 :千葉県香取市
飼料内容 :専用設計飼料と木酢液活用
出荷日齢 :♂125日、♀125日、平均125日
出荷体重 :♂2,500kg、♀1,900g、平均2,200g
房総地どり
(ぼうそうじどり)
肉質は柔らかく、旨み成分であるイノシン酸を多く含んだおいしい鶏肉です。
また肉繊維内の脂肪含有率も低いのも特徴。
*レッドラインロード:血統はレッドライン(父)×ロードアイランドレッド(母)の交配種
外貌 羽色は赤褐~褐色、尾羽の先端が黒いものが多い、単冠、皮膚、脛は黄
最後に
在来種といろいろな組み合わせによって各地鶏がつくらているのがわかります。
長い年月をかけてつくられ、それぞれに特徴のある地鶏を生産しています。
地元に行って食べるのがベストですがそれもなかなかできることではありません。
最近ではネット通販されている物も増えてきてますので試してみてはいかがでしょうか。