豚肉

黒豚とその他の豚で違いはあるの?味の違いは?

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黒豚といえば鹿児島の黒豚を思いつきますが、
黒豚と他の豚で違いはあるんでしょうか。

味の違いや飼育期間など調べてみました。

 

黒豚とその他の豚で違いはあるの?

私たちが食べている豚肉は、主に6品種あります。

 

【白豚】
・ランドレース
日本の豚肉の主要な品種。飼育頭数も多くなっている。

・大ヨークシャー
大型。赤身と脂身の割合がよく、加工用に適している。

・中ヨークシャー
中型。肉質が優れているが、飼育頭数が減少している。

 

【茶褐色】
・デュロック種
大型に近く、成長が早いのが特徴。美しいサシ(霜降り)が入っている。

 

【黒豚】
・パークシャー
中型。被毛が黒色で、鼻や四肢など六箇所に
白いまだら模様があることから、六白豚と呼ばれることもある。
飼育期間が長く、肉の量が少ないが、肉質が良い。

鹿児島地方で多く飼育されており、かごしま黒豚の名前で知られている。

スペインの最高級豚のイベリコ豚や、イタリアの希少豚のチンタ・セネーゼも、

バークシャー種に含まれる。

 

【主に黒。肩から胸や前肢にかけて帯状に白い毛】
・ハンプシャー
大型に近い。赤身の肉質が良い品種。

 

【その他】
・三元豚
三品種の豚の交配によって生まれた豚のこと。
よく使われるに豚の種類はランドレース種、大ヨークシャ種、

パークシャー種、デュロック種等がある。
赤身肉の肉質は、ランドレース種、大ヨークシャ種等に似て、

繊細でクセがないのが特徴。

・イベリコ豚
2003年2月に輸入解禁されたスペインの高級豚。
とろけるような甘味のある脂肪分と、旨味の濃い赤身が特徴。

 

飼育期間の違い

豚は生まれてから6ヶ月前後でお肉になります。
ですが黒豚は発育が遅いため、飼育期間が長く、
お肉になるまで8ヶ月前後かかります。

 

さらに、黒豚は引き締まった筋肉質の体を
生まれ持っているので、より大切に育てられます。

 

そして他の豚との最大の違いは、脂質の割合が低く、
筋肉繊維が細かいというところです。

 

味の違い

一般的に黒豚はほかの豚に比べて、豚肉にありがちな独特の匂いがしません。

 

そして黒豚は豚肉の中でも繊維がとても細かいのが特徴です。

 

一般的な豚の繊維は90から100ミクロンですが、
黒豚のパークシャーは80ミクロン前後です。
繊維が細かいほど、お肉の味への浸透性が増すのです。

 

アミノ酸の含有量の多さ

黒豚のパークシャーは他の豚より、多くのアミノ酸を含んでいます。
アミノ酸は味の旨味を引き立たせる存在です。
熟成期間が長いとアミノ酸の成分のグルタミン酸が増えます。
それが要因で、旨味成分が分泌され、より美味しく感じられるのです。

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