世界の豚 図鑑 Vol.4

世界には様々な豚がいます。
近年では、ハイポー(ハイブリッド豚)などの品種が増えてきてますが、古くから飼育されてきた豚もたくさんいます。
日本でおなじみの豚(大ヨークシャー、中ヨークシャー、デュロック、ランドレース等)以外を紹介します。
Supotteddo
(スポッテッド)
アメリカのインディアナ州に飼養されていた白地に黒斑の豚に、大型のポーランド・チャイナ種を交配して作られたのがスポッテッド・ポーランド・チャイナ種である。
この豚を改良選抜し、これにイギリスから導入のグロースター・オールド・スポットを交配し、品種が固定された。
スポッテッドの毛色は白地に黒斑があり、白50%、黒50%の皮毛で少なくとも20%の白、あるいは20%の黒がなくてはならないとしている。
スポッテッド体型的には、アーチ型で体高もあり、ゆとりのある雄大な豚である。
体長も長く、深い胸を持ち、四肢は弾力に富む。
肉質は保水性に富み、きめが細かい。
Tamworth
(タムワース)
タムワースは、Sandy BackとTamとも呼ばれ、アイルランドのブタを交配して作成され、イギリスのStaffordshireのTamworthに由来するブタの品種です。
それは豚の品種の中で最も古いものですが、多くの既存の家畜と同様に、近代的な生産方法にはあまり適しておらず、米国では「脅威」とされており、英国のレア・ブリード・サバイバル・トラスト(Red Breeds Survival Trust)によると「脆弱」とされています、登録された繁殖雌は300匹しか残っていません。
タムワースは生姜色(ginger)〜赤色の色をしており、野生の猪から、ヨーロッパの野生の豚を経て生まれたと考えられています。
現在の主要な生産国は、英国、オーストラリア、米国、ニュージーランド、カナダです。
この品種は、細長い頭の形と細長い胴体を持っています。
耳は直立しており、顔には直線の鼻があります。
Chester White
(チェスター ホワイト)
チェスターホワイトは、ペンシルベニア州チェスター郡を起源とする豚の品種です。
以前はチェスターカントリーホワイトと呼ばれていました。
チェスターホワイトは、北東アメリカに共通の大きな白い豚の種を使用して、1815~1818年頃に最初に開発されました。
チェスター地方に古くから飼育されていたカンバーランド、リンカーンシャーカーリーコート、ヨークシャーなどの古い英国種に中国種などが加わり改良を重ね1908年に品種として認定された。
体型は近代的なミートタイプで成豚になると雄で330kg、雌で250kg程度の中型の豚である。
半下垂の耳や顔の形、アーチ状の中躯などはデュロックに酷似している。
しかし、後躯は全く異なり、後方に張り出したモモは素晴らしく充実し、チェスター・ホワイト独特のモモである。
これは極めて遺伝力が強く、後代にも十分受け継がれる特徴である。
性格は極めて温順で、群飼してもケンカすることなく集団管理が容易である。
しかも、雄豚の活力は素晴らしく、受胎成績はとても良い。
また、夏場に活力が衰えないのも特徴である。
体質は強健で、発育が早く、多産で哺育能力も優れた豚である。
最後に
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